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女性専門・沙羅鍼灸院

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鍼灸は肩こり・腰痛に効く、ぐらいの認識の方が多いようですが、
実は鍼灸の適応症は実に多様でさまざまです。
そこで当院で鍼療する機会のあった症例の中から
いくつかご紹介したいと思います。

尚、ここでご紹介する症例の内容はすべて、
当院で実際に鍼療を行った内容であることを、ここに明記しておきます。

症例集

  • アトピー性皮膚炎001
  • アトピー性皮膚炎002
  • アトピー性皮膚炎003
  • 不妊症001
  • 不妊症002
  • 三叉神経痛001
  • 三叉神経痛002
  • 更年期障害
  • 偏頭痛
  • 五十肩
  • 脱毛症
  • 突発性難聴
  •  

    アトピー性皮膚炎002

    主訴

    アトピー性皮膚炎

    患者

    女性 32歳

    経過

    平成22年6月初診。
    高校2年のときに発症するが、大学3年の頃には一旦治る。26歳のときに再発。以降は増悪と寛解を繰り返している。春頃になると悪化する傾向がある。保湿はアンテベート、リンデロン、プロトピックなど。便秘。

    既往症

    特になし。

    治療

    腎虚証として、陰きょう脈の照海、関元などに置鍼。痒みに対しては胆経の経穴を適宜選択して用いた。背部は反応の出ている兪穴と、風池、委中などに置鍼。志室に温灸。

    考察

    脱ステロイドを希望して来院された。使用中のステロイドの量は、ヒルロイド軟膏と混ぜて出されているらしく、どのくらいを使用しているか自分では把握できないという。皮膚科の医師は、どのくらいのステロイドを使っているか知るとそれがストレスになる、と言って教えてくれないらしい。せめて休薬日(ステロイドを使わない日)を設けて、自身のステロイド依存度を自分で把握するようにしてもらえるようお願いした。週に1回のペースで通院し、4回目にはステロイドを使用する日が1日おきになった。この頃には便秘も改善し、毎日出るようになった。2日おき、3日おき、と徐々にステロイドの使用頻度が減り、3か月ちょっとでステロイドをほとんど使わなくなり、治療を終了した。
    脱ステロイドを希望して来院される方は多い。ステロイドを一気に止める方法と、この患者のように徐々に減らしていく方法とがある。前者ではどうしても激しいリバウンドが起こるので、見た目を気にする女性は後者を選択することが多いようである。
    また、最終目標が脱ステロイドなのか、アトピーを完治させることなのか、決めるのはご本人である。術者としては「完治」まで持っていきたいところだが、経済的な問題もあろう。ステロイドを含まない保湿剤すら必要のない肌の状態で、アトピー症状もない状態が、術者にとっての「完治」である。